所有ゲーム紹介-35:グレンモア

23:56:24
グレンモア:箱

グレンモア:コンポーネント
プレイ人数:
2~5人
プレイ時間:
1時間位
ゲーム概要:

スコットランドを舞台にさまざまな種類の土地タイルを獲得し、そこから産出される資源をもとにさらなる土地や勝利ポイントを獲得。最終的により多くの勝利ポイントを獲得したプレイヤーが勝利となります。


コンポーネントが豪華な割に値段が安めだったので購入したみました。
一見カルカソンヌっぽいですが、土地タイルはボード上に並んだものを自分で選択しますし、そこから産出される資源を用いて勝利点に変換する必要がありますので、より戦略性が高いです。

ゲームの流れ・概要等は続きをどうぞ!


さまざまな種類の土地タイル

基本の土地タイル

基本的な土地タイルは、資源を産出する「石切場」「森」「牧場」「草原」「麦畑」、麦をウイスキー樽に変える「蒸留所」に、羊や牛、ウイスキー樽などを売って勝利点に変える「肉屋」、「年の市」、「酒場」など。


特別な地タイル
特別な地カード

それぞれ1枚ずつしかない固有の名前のついた湖や城、修道院は特殊な効果を持っており、種類によってはその効果が強力なうえ、後述の得点計算でも使用されるのでとても重要。


基本的な土地タイルの効果やコストなどはアイコン表示されているのでさほど気になりませんが、特別なタイルに対応するカードにはその効果がドイツ語で記述されています。メビウスゲームズさんの日本語訳説明書と一緒にプレイヤー人数分の日本語訳サマリシートが付属しましたが、盤面上のタイルとシートを比較しながらプレイするのは、どうしてもテンポが悪くなりそうでしたので、速攻、日本語化しました。

こちらで公開しておりますので、グレンモアをお持ちの方は是非ご利用ください!


セットアップ!

全部で72枚ある土地タイルの裏側にはそれぞれ0~3までの数字が描かれています。

グレンモア:セットアップ

数字ごとの山を作ったら、ゲームボードの適当なところにスタートプレイヤーから順番に自分の駒を置き、続けて0の土地タイルを表向きに並べていきます。
ダイスは2~3人プレイ時のダミープレイヤーコマ。タイルの置かれない空白マスがタイルの列の始点と終点を表します。


最初の手持ちはこれだけ

各プレイヤーに、村タイルと黒い一族コマを1つずつと6コインを配りゲームスタートです!



盤上に並べられた土地タイルを取りながらゲームは進行

列の一番後ろのコマのプレイヤーから順番に盤上のタイルを獲得、時計回りに進みながらゲームは進行します。

相方は石切場を獲得

スタートプレイヤーの黄色は「石切場」タイルを獲得しました。獲得したタイルは一族コマのすぐ近く、"川"か"道"が途切れない場所に配置しなければなりません。

配置したタイルとそれに隣接したタイルはその土地の効果を発動します。「石切場」は石(灰色の資源コマ)を産出しました。(村の効果は「一族の移動」ですが今回は使用しませんでした。)


列の空いた部分に土地タイル(上の写真では「肉屋」)を補充したら次のプレイヤーの番です。


ダイスのダミープレイヤーの番になったら任意のプレイヤーがダイスを振って、その目の分だけ先の土地タイルまでダイスを進めます。

ダミープレイヤーはダイスで進めます

この写真の場合、ダイスの目は1なのですぐ前の「森」タイルを獲得。ダミープレイヤーが獲得したタイルは脇に除けておきます。

ダミープレイヤーのタイルは脇に除けます

ダミープレイヤー(ダイス)が未だ列の一番後ろなので、続けてダイスを振って土地タイルを獲得します。


欲しいからといってずっと先のタイルを取ってしまうとしばらく手番が回ってこない。とはいえ、もたもたしていると先に取られてしまうし。獲得タイルの選択はとても悩ましい~


足りない資源、余った資源は倉庫で売買

土地タイルの獲得には資源が必要な場合もありますが、必要な資源を持っていない場合は盤面中央の倉庫から購入することもできます。

倉庫で資源を売買

資源ごとにコインの置かれていない空いているマスの数字の分だけコインを重ねて置くことで、その資源を購入することができます。(写真の場合、いずれの資源も2コインで購入可能)


逆に余っている資源は売ることもできます。対応する資源の一番多いコインの山を受け取ります。(写真の場合はいずれも1コインで売却可能)

市場の需要と供給によって価格が変動するのを上手く表現していますね。。


3回の得点計算を経てゲーム終了!

1の土地タイルがなくなりました

ゲームを通して得点計算は全部で3回。1~3の土地タイルの山の最後のタイルが盤上に配置されたらその時点での得点計算を行ないます。得点計算では各プレイヤーごとに以下の3つの項目の数を比較します。

  1. ウイスキー樽の数
  2. キャプテンとボンネット帽の数の合計
  3. 特別な地カードの枚数

2.の「キャプテン」というのは自分の土地タイル上から外に出した一族コマのこと。ボンネット帽は特別な地カードの隅などに描かれているマーク。

得点計算表

最も数の少ないプレイヤーとの差より得点計算表をもとに算出される勝利ポイントを獲得します。


3の土地タイルの山が無くなり、3回目の得点計算が終わったら、最終決算です。持っている特別な地カードの効果やコインを勝利点に加算。また、最終決算では所有している土地タイルの数も比較。こちらは最も少ないプレイヤーより1枚多いごとに-3点となります。

最終的により多くの勝利ポイントを獲得したプレイヤーが勝利!となります。


価格の割になかなかのボリューム、プレイ時間も短めで良い感じ!

グレンモアのプレイ風景(ゲーム終了時)

2,800円というボードゲームにしては安めの価格ながらコンポーネントはタイルにカード、木製のコマ類など種類が豊富で豪華です。(多少ボード、タイルが薄めですが)


獲得する土地タイル選択のジレンマや、それらから産出された資源を利用しての戦略などが上手く絡みあって、よく考えられてるなと感心しました。2~3人プレイ時のダミープレイヤーの処理も簡単ですし、たまに邪魔されたり邪魔したりと良い感じです。

まだ数回しかプレイしていませんが、獲得するタイルの種類や配置する場所、一族コマの移動など戦略部分はかなり奥が深そうです。それでいてプレイ時間は1時間程度と気軽にプレイ出来るのも好感が持てます。


しなちくの評価:★★★★★

カルカソンヌにアグリコラの拡大再生産をさくっと加えたプレイ感(?)。他プレイヤーとの絡みが土地タイルの取り合い部分だけですので、若干ソロプレイ感が強めではありますが、獲得した土地から産出される資源を効率よく勝利ポイントに変換できると楽しいです。何よりこの価格でこのボリュームは嬉しいですね。ボードゲーム初心者の方の次のステップに良いゲームではないでしょうか。

相方の評価:-----
※概ね高評価だったと思いますが、詳細未確認です。追って追記します。

値段も安いですしオススメです!


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コメント

Re: 所有ゲーム紹介-35:グレンモア
あちこちで再入荷したので、早速発注しました!
紹介記事読ませてもらって非常に面白そうなので
到着が楽しみです♪

日本語化データ、使わせていただきますね~♪
タカ[2010/08/09 14:52:15]
Re: Re: 所有ゲーム紹介-35:グレンモア
> タカさん
おー!早速注文されたのですね!
思っていたよりずっと戦略的で奥が深そうですよ。
日本語訳でおかしなところなどございましたらご指摘ください。

私はこのゲームめちゃくちゃ弱くて、
未だに相方に勝ったことがありません。(同点が一回だけ)

早く再戦したい!!
しなちく[2010/08/09 22:44:55]

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